名物にうまいものなし!
全国各地に名物と言われるものはたくさんありますが、観光客集めのために作ったものや、即席名物が「名物にうまいものなし」の定説を人々に植えつけてしまったのかもしれません。
しかし東京名物の「江戸前寿司」「てんぷら」はとてもおいしく、正に「名物にうまいものあり」と言えます。
江戸っ子の初もの食い
初ものとくれば、カツオ。
「目に青葉 山ほととぎす 初がつお」と山口素堂の句にもありますが、江戸では初ガツオが珍重されました。
五月の青葉の頃、魚屋は、鮮度が落ちないように露路から露路へ、飛ぶように「カツオ」を売り歩いたそうです。
冷酒と親の意見は後薬
後になって、きくことを言います
包丁十年塩味十年
ひとかどの料理人になるには、それだけの年季を入れなくてはならないということです。
しゅんに食べるのが食通
食物はその季節に食べると栄養価も高く、おいしく、味もよく体のためにも良いということです。
食器は料理の着物
食器の良い悪いによって料理のうまい・まずいがきまります。
懐石料理で「懐石の八寸」と言いますが八寸四方の器に、二品の小量の料理を置くときの盛り付けかたをいった言葉で、料理が七で余白が三の割合で盛ります。
そして器の美しさも鑑賞するのです。
山椒は、小粒でピリリと辛い
からだは小さくても、気性がはげしく、あなどることができない、というたとえ。
ごまかす
昔の油は、今ほど品質がよくありませんでした。
この悪い油を高く売るために考えられたのが、ゴマ油を少し混ぜることでした。
これで粗悪な油が一級品に化け、以来、だますことを「ごまかす」というようになりました。
そばとお化けはこわいもの
「そば」はこわく、すなわち固めのものがおいしいという意味です。
鮨の辛味は、山葵(わさび)にかぎる
カツオは刺身、刺身はカツオ
脂ののったカツオを最高においしく味わおうとすれば、それは刺身にかぎるということ。
「おっかあ質に入れても…」と、江戸っ子にさわがれた「カツオ」の薬味は、何といってもショウガか辛子。
命(めい)は食(しょく)にあり
中国の古書「管子」に「命は食に属し、治は事に属す」と記されています。
人間は食べることによって命を保っているということです。
また「人の運命は食にあり」と解する人もあります。
人間は食べものによって性格や習癖、人相から人生観まで変わり、運命や寿命に関係してくると言われています。
ニンジン飲んで首くくる
ニンジンとは朝鮮ニンジンのことで、昔から強壮用の食品、または薬として名高いものです。
その値段が高く病気は治ったが、薬代で金を使い果たし、どうにもならなくなり首をくくって自殺するという意味です。
ワカメスープをのんだ
試験に落ちたこと。
ワカメの表面がぬるぬるしていることでこのように表現をしています。
ベーコン求めてソーセージを投げる
わずかの労力で多くの利益を得ること。エビタイの西洋版。
トマトが赤くなると医者が青くなる
トマトは、17〜18世紀の初めに鑑賞用として、日本に伝わりました。
日本で食べるようになったのは明治以降のことです。
カロチン、ビタミンC、水に溶ける食物繊維のペクチン、血管を丈夫にするルチンなどをたくさん含んでいます。
空腹は、無上のソース
ギリシャの哲学者ソクラテスは「最上のソースは空腹である」と言っています。
またスペインの小説家セルバンテスは、ドンキホーテの中に「この世に、空腹ほどすぐれたソースはない」と書いています。
日本でも「空腹にまずいものなし」と言われるように、何を食べてもおいしいのは、腹がすいているときです。
砂糖食いの若死に
コーヒーを飲む時は、砂糖のとりすぎに気をつけましょう。
コーヒーは1日5杯(7杯までという説もあります)までとか。飲みすぎはいけませんね。
酔いどれ怪我せず
酔っぱらいは大怪我をしないということで、心にわだかまりの無い者は、大きな失敗をしないということ。
金は火で試み、人は酒で試みる
金(かね)は火で鍛え、人は酒に酔わせて、その本質を見抜きなさい。
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